二. レセプト請求・点検・分析ソフトの運用指導
現在レセプト点検は目視点検とソフトによる点検とを組み合わせた点検を行うのが一般的ですが、実際の運用ではソフトの操作によって業務削減効果や指摘結果に大きな違いが生じます。 以下はソフトによる点検の一般的な効果です。
- 院内審査における査定・返戻の逓減―点検精度の向上
- 算定支援機能―経営への貢献・医療の質の向上
- 作業の効率化・平準化―月末月初の休日出勤削減など(特に年末年始、ゴールデンウィーク等)
具体的な機能は以下の通りです。
- 診療行為間の関連チェックを実現。
- 算定漏れ・コメント漏れをチェックし、請求漏れを防止。
- 最新データベースを毎月提供。医療機関独自の点検ルールへの変更が可能。
- 末コード化症病名の整理が簡単。レセプト電算病名への変換機能を標準搭載。
- 既存の医事会計システムでの利用が可能。
- 主なチェック項目は以下のとおりです。
1)病名のチェック
2)適応症のチェック
3)投与量のチェック
4)算定支援機能(加算の取得可能性の指摘機能)
5)算定日情報にもとづいたチェック
・投与日数のチェック
・行為別算定回数チェック ・併算定チェック
6)縦覧・突合点検
(オプション機能)DPC点検
(オプション機能)点検分析・査定・返戻分析機能
- 金額の大きい疑義(査定の可能性のあるもの、算定漏れのあるもの等)を抜き出し優先点検
- 時系列的分析も可能
- レセプトオンライン請求を行っている医療機関へ審査機関から提供される増減点連絡書、返戻内訳書データを活用して査定・返戻内容の分析が可能
- 査定内容を反映した点検ルール作成もこのオプションの活用で簡単に可能。
基本セット・オプション機能
①基本機能セット:1~99床 医療機関様用セット(倉庫在庫管理)
②応用機能セット:100床~ 医療機関様用セット(部署在庫管理)
③オプション機能:基本機能セット用 ※応用機能セットでは標準機能
②応用機能セット | |||
---|---|---|---|
①基本機能セット | ③オプション機能~基本機能セット用~ | ||
|
〈払出管理〉 〈月次処理〉 〈定数管理〉 〈入庫/在庫 管理〉 |